【円建て】ユーラシアオンライン金融事業者ファンド7号
【グループ会社償還実績あり】
概要・リスク
本ファンドの概要
実質的な貸付先に対する貸付通貨(※1) | 円建て |
表面利回り(※2) | 年10.0% |
投資倍率(※2) | 1.161倍 |
最低投資金額/投資単位 | 10,000円以上10,000円単位 |
当初販売目標金額(※3) | 50,000,000円 |
募集期間(※4) | 2020年7月13日~2020年7月28日 |
運用期間(予定) | 2020年8月~2022年2月(19ヵ月) |
分配金支払い年月(予定) | 2022年3月 |
分配金支払い方法 | 満期一括 |
※1 直近の貸付通貨の為替動向はこちらをご確認ください。
※2 表面利回りおよび投資倍率は、運用手数料<3.5%(年率換算2.2%)>を差し引いた数字となります。
注:1)上記の運用手数料は運用開始時にご負担いただく形になります。
2)運用益に対しては源泉徴収税が別途差し引かれます。
3)表面利回りおよび投資倍率の詳細はこちらでご確認ください。
※3 投資家の皆様からの応募金額が少ない等によりファンドが成立しない場合があります。
※4 募集期間中に当初販売目標金額に達した時はその時点で募集を終える場合があります。
ファンドのリスク
実質的な貸付先その他の関係者の信用リスク
ファンドの資金は、匿名組合の営業者としてファンドを運営する当社のグループ会社からの他のグループ会社に対する貸付を経由して、最終的に海外の資金需要者(実質的な貸付先)に対する貸付債権の取得資金(貸付金または購入代金)に充てられます。
個々の事情や経済情勢等により実質的な貸付先からの返済が当初の想定通りになされなかった場合、または何らかの事情により上記のグループ会社の財政状態が悪化した場合、本事業における収益の減少または費用の増加がもたらされ、投資家の皆様への分配金額の減少や分配金の遅延などが生じるおそれがあります。
【本ファンドの場合】
<実質的な貸付先>
LIME ZAIM HOLDINGS LIMITED(キプロス共和国に籍を置く金融持株会社)
<実質的な貸付先の信用補完先>
MICROFINANCE COMPANY “LAIM-ZAIM” (LIMITED LIABILITY COMPANY)(ロシア連邦に籍を置く金融事業者)
<匿名組合の営業者として本ファンドを運営する当社のグループ会社>
クラウドクレジット・ファンディング合同会社(以下「クラウドクレジット・ファンディング」といいます)
<本ファンドからの借入金により実質的な貸付先に対する貸付けを行う当社のグループ会社>
Crowdcredit Estonia OÜ(以下「エストニアグループ会社」といいます)
ファンドの投資スキームに関わるリスク
当社のファンドは、関係各国の法制(各国間における租税条約や税制を含む)に従い、複数の関係者における業務の連携を伴う投資スキームを基盤としています。そのため、関係国における政治経済情勢の変動や法制の変更、関係者における業務遂行の困難や不能等により投資スキームが十分に機能しなかった場合、本事業における収益の減少または費用の増加がもたらされ、投資家の皆様への分配金額の減少や分配時期の遅延などが生じるおそれがあります。
【本ファンドの場合】
本ファンドに関係する国:日本国(当社およびクラウドクレジット・ファンディングの所在国)、エストニア共和国(エストニアグループ会社の所在国)、キプロス共和国(実質的な貸付先の所在国)、ロシア連邦、南アフリカ共和国、メキシコ合衆国、ポーランド共和国(実質的な貸付先の信用補完先の事業展開国)
その他のリスク
その他のリスクやリスクの詳細等は本サイトにある「契約締結前交付書面」に記載しております。事前に必ずご確認ください。
営業者・募集取扱者について
匿名組合の営業者 | :クラウドクレジット・ファンディング合同会社 |
募集・私募取扱業者 | :クラウドクレジット株式会社 |
※クラウドクレジット・ファンディング合同会社とはクラウドクレジット株式会社の100%子会社です
仕組み
本ファンドの投資スキーム
本ファンドは、クラウドクレジット・ファンディング合同会社(以下「クラウドクレジット・ファンディング」といいます)がクラウドクレジット株式会社(以下「当社」といいます)のエストニア子会社であるCrowdcredit Estonia OÜ(以下「エストニアグループ会社」といいます)に対して貸付けを行います。
その上でエストニアグループ会社はこの借入金を原資として、キプロス共和国を拠点に事業を展開する金融事業者であるLIME ZAIM HOLDINGS LIMITED(以下「LIME社」といいます)へ貸付けを行います。LIME社への貸付に対しては、LIME社グループの中核企業であるMICROFINANCE COMPANY “LAIM-ZAIM” (LIMITED LIABILITY COMPANY)社が債務保証を行います。
投資家の皆様には、クラウドクレジット・ファンディングのエストニアグループ会社向けの貸付事業に対して出資していただきます。
- エストニアグループ会社からLIME社への貸付金利は年利14.0%です。
- エストニアグループ会社は送金に際して取引銀行に対して所定の送金手数料を支払います。
- エストニアグループ会社がクラウドクレジット・ファンディングに対して返済を終えた後にエストニアグループ会社に残った財産はエストニアグループ会社の収入となります。
本ファンドに関する重要情報
1.当社はクラウドクレジット・ファンディングとエストニアグループ会社の議決権を100%保有しております。
また当社の代表取締役である杉山智行は、クラウドクレジット・ファンディングの代表社員としての当社の職務執行者およびエストニアグループ会社のDirectorをそれぞれ兼務しており、両社の財務および営業または事業の方針の決定に関して影響を与える立場にあります。
2.クラウドクレジット・ファンディング、エストニアグループ会社およびクラウドクレジット株式会社(連結ベース)の主な経営・財務指標は以下のとおりです。
3.本ファンドに関する資金使途および事業計画の概要につきましては、上記の説明のほか、本サイトに掲載しております本ファンドに関する契約締結前交付書面をご参照ください。
4.本ファンドに関する出資金は、金融商品取引業等に関する内閣府令第125条その他の法令に定める基準に則り、クラウドクレジット・ファンディングが開設するファンドの種類別・号数別に開設する預金口座で分別管理を行います。
銀行の商号 株式会社三井住友銀行
営業所の名称 日比谷支店
所在地 東京都港区西新橋1 – 3 – 1
口座名義 本サイトに掲載の契約締結前交付書面をご参照ください。
口座番号 本サイトに掲載の契約締結前交付書面をご参照ください。
※分別管理を行う預金口座へ直接お振込みされないようご注意ください。
5.本ファンドに関するリスクにつきましては、「概要・リスク」タブに記載した説明に加え、本ファンドに関する契約締結前交付書面をご参照ください。
また本ファンドの譲渡や中途解約は、匿名組合契約書に定める場合を除きお受けできません。
6.出資いただいた後の本ファンドの出資対象事業の概況等につきましては、クラウドクレジット・ファンディングの委託を受けた当社が、ウェブサイト(マイページを含みます)に掲載する方法または電子メールにて送付する方法により投資家の皆様にファンド報告書を交付してお知らせいたします。
7.本ファンドに関する運用手数料は、出資額の総額が募集金額に達しないこと、またはエストニアグループ会社に資金を貸付け回収する事業が開始できないと判断したことを理由にクラウドクレジット・ファンディングが匿名組合契約を解除した場合等を除き、払戻しはいたしません。詳しくは本ファンドに関する契約締結前交付書面をご確認ください。
貸付先情報
「ユーラシアオンライン金融事業者ファンド」シリーズ
実質的な貸付先の基本情報(※)
業者の名称 | LIME ZAIM HOLDINGS LIMITED |
所在地 | キプロス共和国 リマソール Spyrou Kyprianou 47, 1st floor, Mesa Geitonia, 4004, Limassol, Cyprus |
事業展開している国・地域 | ロシア、南アフリカ、メキシコ (ポーランドにも展開しているものの2020年初に撤退予定) |
業種 | 持株会社(消費者金融を担うグループ会社を保有) |
設立年月日 | 2017年12月11日 |
主要メンバー | 【Co-Founder and CEO】Alexey Nefedov 【Co-Founder and COO】Sergushkin Stanislav 【VP of Finance】Michael Kevin Hurley |
従業員数 | 2名(グループ全体では150名) |
ホームページ | http://en.limecreditgroup.com/(英語) |
備考 | - |
本ファンドの実質的な貸付先の信用補完に関する基本情報(※)
信用補完先の名称 | MICROFINANCE COMPANY “LAIM-ZAIM” (LIMITED LIABILITY COMPANY) |
所在地 | ロシア連邦 ノボシビルスク Kirova Street 48, Office 1401, 630102 Novosibirsk, Russian Federation |
信用補完先の業種 | オンライン消費者金融 |
信用補完先の設立年月日 | 2013年9月12日 |
信用補完の種類 | 保証 |
ホームページ | https://www.lime-zaim.ru/(ロシア語) |
本ファンドの実質的な貸付先の事業内容
LIME ZAIM HOLDINGS LIMITED(以下「LIME社」といいます)は主に個人向けに短期ローンの貸付を行う金融事業者グループの持株会社です。LIME社グループの主力の金融商品はペイデイローンと呼ばれる短期で小口の融資サービスですが、主力市場であるロシアでは2017年半ばからはより金額の大きい割賦ローンや生命保険の販売も開始するなど、徐々に金融商品のラインナップを拡大しています。
2013年にロシアで創業して以降、徐々に事業展開地域を拡大し、これまでポーランド、南アフリカ、メキシコに進出したほか、2020年上半期にはベトナムへの進出も検討しています(ポーランド事業については規制強化や競争環境激化を受け撤退を決定済)。
本ファンドの実質的な貸付先の財務情報等
決算年月 | 2018年12月期 | 2019年12月期 |
営業収益 | 1,954,207 | 3,330,108 |
税引き後当期純利益 | 40,939 | 124,182 |
総資産 | 857,391 | 1,104,031 |
貸出金融資産 | 742,801 | 941,477 |
総負債 | 616,629 | 739,088 |
純資産 | 240,761 | 364,943 |
未解決訴訟数 | ー | ー |
その他特記事項 | ー | ー |
LIME社グループの中核企業および本ファンドの保証会社であるMICROFINANCE COMPANY “LAIM-ZAIM” (LIMITED LIABILITY COMPANY)社の決算情報を記載しております。
監査法人:Russell Bedford IAS
単位:千ロシアルーブル
メッセージ
本ファンド組成にあたって投資家の皆様へお伝えしたいこと
LIME社メンバーと当社商品部の持田(写真右)
事業国のCOVID-19による影響(2020年5月26日時点)
ロシア連邦において3月30日より発出されていた政府による外出禁止令は5月12日以降徐々に緩和されており、製造業や建設業は事業を再開しております。更に5月31日までには全面的に解除されると見込まれています。
また、4月初旬にロシア政府は銀行およびマイクロファイナンス業者からの借入の返済猶予を認めました。具体的には、借入人から返済猶予の申し出に対して最長で6カ月間返済を猶予することを検討するよう、銀行およびマイクロファイナンス業者に求めております。返済猶予の承認を得るために借入人は、コロナウイルス感染症拡大の影響により2019年の月次平均給与と比して30%以上所得が減少したことを証明する必要があります。
そして返済猶予が認められるローンは2020年4月より前に借入れたものに限り、また2020年9月30日には支払い猶予期間が終了する見込みです。
ロシア中央銀行は、すべての銀行およびマイクロファイナンス業者に対してコロナウイルス感染症拡大の影響を受けた債務者に、遅延利息等を徴求しないように勧告しております。このような状況下、多くの銀行が貸出姿勢を引き締める一方、マイクロファイナンス業者に対する借入の申し込みが増大しております。
LIME社についても借入需要の増加が見られますが、同社は貸出額の増加よりも信用リスク増大の抑制を優先しており、貸出審査基準の厳格化を通じて貸出額をコントロールしています。政府による返済猶予の通達に関しては、実際に返済猶予が適用される借入人だけでなく、30%以上の所得減少を証明できず条件に該当しない借入人も返済を遅らせるといった事態が生じる可能性があり、LIME社は顧客全体の回収動向を慎重に注視しています。
本ファンドの当社担当者からのメッセージ
本ファンドは、主にロシア、南アフリカ、メキシコで個人向けに短期ローンの貸付を行う金融事業者であるLIME ZAIM HOLDINGS LIMITED(以下「LIME社」といいます)に対し、円建てで貸付けを行うものです。
✔ 本ファンドは、円建てで19カ月運用し、募集時表面利回り(年率換算、税引前)は10.0%です。
✔ 本ファンドの資金は、LIME社グループがグローバルに展開するオンライン金融事業の資金として活用されます。
【LIME社グループについて】
LIME社グループは、フィンテック企業が集積するロシアのノボシビルスクを拠点とするオンライン金融事業者です。2013年にロシアで創業して以降、独自の信用リスクモデルを用いて収益性の高い個人向け融資事業を展開してきました。
LIME社グループの主な商品はペイデイローンと呼ばれる短期で小口の融資サービスですが、主力市場であるロシアでは2017年半ばからはより金額の大きい割賦ローンや生命保険の販売も開始するなど、徐々に金融商品のラインナップを拡大させてきました。また、ロシア市場で蓄積したノウハウを元にこれまでにポーランド、南アフリカ、メキシコで事業を展開し、2020年上半期にはベトナムにも進出する計画を立てています(ポーランド市場は上限金利規制の強化や競争環境の激化を踏まえ事業売却を決定)。
【本ファンドの資金使途】
LIME社グループはロシアにおいて安定的に収益を計上していますが、同時にロシア国外への事業展開も積極化しています。本ファンドの資金は、LIME社グループの主要収益源であるロシア事業の運営に加え、ロシア以外の事業展開各国の運営にも活用されます。
【既存の「ユーラシア金融事業者ファンド」シリーズとの関係】
本ファンドは、これまで弊社が提供してきた「ユーラシア金融事業者ファンド」の後継ファンドとなるものです。
弊社はこれまで、LIME社グループのうちイギリス領ヴァージン諸島に籍を置く資金調達ビークルに対して貸付を行ってまいりました。現在LIME社グループは組織再編を通じた事業運営の効率化に着手しており、その一環として資金の貸付先を変更したいとの要望があったことから、これに応じることとし、今後はキプロス共和国に籍を置くホールディングス会社に貸付を行ってまいります。
本ファンドの貸付先からのメッセージ
LIME社CEO Alexey Nefedov氏より
クラウドクレジットの投資家の皆様へ
この度は弊社のソーシャルレンディング事業にご投資いただきまして誠にありがとうございます。弊社はロシア、南アフリカ、メキシコで事業を展開していますが、これらの中には、銀行をはじめとする金融機関が都市部以外で実店舗を開くのが難しいという事情から、国民の約4割が銀行のサービスを受けられないという国もあります。
皆様にご投資いただく資金は、弊社のオンラインプラットフォームを通じて、こうした国の人々に金融サービスを届けることに利用されます。弊社の金融サービスがさらに活用されることで、弊社のお客様の金融アクセスが向上するという大きな社会インパクトがもたらされると信じています。
過去の運用実績
「ユーラシアオンライン金融事業者ファンド」シリーズ
【満期時運用レポート】
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【運用状況報告】
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